カーテンの寿命は4〜5年!買い替えのタイミングと長く使うコツをご紹介|総合インテリア通販サイト【松装】

カーテンの寿命は4〜5年!
買い替えのタイミングと長く使うコツをご紹介

カーテンの寿命や劣化・買い替えのサイン
部屋の窓に欠かせない存在といえるカーテンですが、その寿命についてご存知でしょうか。いったん窓にかけてしまうと、取り替えるタイミングはなかなかありません。気付いたらカーテンが色あせていたり、生地が傷んでいたりすることもあるでしょう。

この記事では、カーテンの寿命や劣化・買い替えのサイン、長持ちさせるコツを紹介します。ご自宅のカーテンも、ぜひチェックしてみてください。

■カーテンの寿命

カーテンの寿命の目安

カーテンの寿命は一般的に4〜5年といわれていますが、その素材や使用環境によって前後するため、一概にはいえません。

カーテンの素材と使用される場所から、寿命の目安について解説します。

◇合成繊維のカーテン

合成繊維で作られたカーテンは、次に紹介する天然繊維のカーテンよりも丈夫で、耐久性に優れているのが特徴です。

合成繊維とは、石油を化学的に合成してできた繊維を指します。例えば、レースのカーテンで使用されるポリエステルや光沢がありさらりとした質感のレーヨン、ウールに似てふっくらとした肌触りのアクリルなどが挙げられます。

特に、アクリルは繊維の抵抗力が強く傷みにくい素材です。そのため、多くの場合、年に1〜2回の洗濯で5年以上使用してもきれいな状態を保てるでしょう。

このように、強度の高い合成繊維のカーテンであれば、洗濯やほこり取りなどのお手入れを定期的に行なうことで、長く使えます。

◇天然繊維のカーテン

天然繊維のカーテンはナチュラルな色や優しい風合いで人気を集めていますが、使用状況によっては、4〜5年より早く寿命が来てしまう場合もあります。

天然繊維とは、コットンやシルク、リネンなどの素材のことです。合成繊維に比べて静電気の発生が少ないため、ほこりがつきにくいメリットがあるものの、太陽の光や汚れへの耐久性は合成繊維ほど高くありません。繊細であるがゆえに劣化が早く進み、合成繊維のカーテンよりも寿命が短くなることが考えられるでしょう。

天然繊維のカーテンも、汚れ対策には年に1〜2回の洗濯が有効ですが、素材によっては洗濯すると逆に生地を傷めてしまう可能性もあります。洗濯方法もカーテンによってそれぞれ異なるため、お手入れ方法をしっかり確認してから行ないましょう。

◇日当たりの良い場所

素材だけでなく、カーテンを使用する環境もその寿命を大きく左右する要因の一つです。

カーテンに使用されている塗料は光に当たることで化学反応を起こすため、太陽光に当たっている時間が長いものほど、色あせが進みやすくなります。そのため、日当たりの良い場所で使用されているカーテンはそうでないものよりも寿命が短くなる傾向があります。

また、合成繊維よりも天然繊維、濃い色よりも淡い色のカーテンのほうが太陽光の影響を受けやすいため注意しましょう。

◇日当たりの悪い場所

あまり太陽光の当たらない場所で使われているカーテンであれば、紫外線によるダメージも少なく、比較的長持ちしやすいと考えられるでしょう。

ただし、日中は光が当たらなくても、夕方になると強い西日が差すような場所で使用している場合は注意が必要です。少ない時間でも強い光に当たっていれば、それだけ劣化も進んでしまいます。

また、たとえ日光が当たらなくても、毎日窓を開けて風を通していたり、洗濯物を干すために出入りが多かったりする場所では、カーテンが風やほこりの影響を大きく受けます。カーテンの開閉が多い分、生地に負担がかかりやすくなるでしょう。

このように、太陽光以外の理由でも、カーテンの寿命が縮まるケースがあることを押さえておいてください。

■カーテンの寿命を確認する方法

引越し時のカーテンの梱包方法

それでは、カーテンの寿命はなにを見て判断すればよいのでしょうか。確認する方法を2つ紹介します。

◇色あせ

カーテンの劣化サインとしてわかりやすいのは色あせでしょう。太陽光やほこり、外の空気に直接ふれるカーテンは、長く使っているとだんだん退色していきます。

カーテンには波型のヒダがあり、日光に当たりやすい部分とそうでない部分が存在します。太陽光に当たる部分が先に黄ばんだり、色あせが進行してしまったりするため、カーテン全体を広げて色むらを確認するようにしましょう。

変色や色あせが目立つようであれば寿命が近いサインであるため、交換が必要な時期だといえます。

◇生地の劣化

カーテンの寿命を判断する方法として、生地の劣化の度合いを確認することも有効です。

例えば、紫外線の影響や汚れにより繊維の劣化が進むと生地の強度が落ち、少しの刺激でほつれや破れが発生することがあります。これは繊維がもろくなり、カーテンが寿命を迎えたサインとなるため、早めに交換しましょう。

また、遮光カーテンのなかには、裏側に樹脂コーティングが施されているものも少なくありません。この樹脂が劣化すると、触ったときにベタついたり、コーティングがはがれてひび割れてしまったりするケースもあります。縫い目から光が入ってくると感じた場合も、カーテンの寿命が近いといえるでしょう。

これらの変化を感じた場合は速やかに交換してください。

■カーテンの寿命を延ばすコツ


カーテンの寿命や劣化を確認するポイントがわかったところで、最後にカーテンを長く使う3つのコツを解説します。適切なお手入れでカーテンの寿命を延ばし、長く使いましょう。

◇洗濯は年に1〜2回

カーテンを長持ちさせるには、定期的なケアが必要です。そう聞くと「こまめに洗濯したほうが良いの?」と思う方もいるかもしれませんが、かえって生地を傷めかねないため洗いすぎには注意が必要です。

過度な洗濯はカーテンの加工効果を下げる可能性があります。特に、横方向への広がりを抑える「形態安定加工」がなされているカーテンは要注意です。カーテンのひだを長時間きれいに保ち、洗濯にも比較的強い「形状記憶加工」と異なり、形態安定加工のカーテンは効果が保たれる洗濯回数を3回程度としています。そのため、カーテンの洗濯は年に1〜2回にとどめるのが適切といえるでしょう。

ただし、素材によっては自宅での洗濯が難しいものもあるので、お手入れの際にはラベルの洗濯表示を確認することが大切です。「洗濯可能」のマークがないカーテンは自宅で洗えないため、ドライクリーニングが可能な専門の業者へ依頼しましょう。

また、たとえ洗濯が可能であっても、天然素材などのデリケートなカーテンは傷みやすく破れてしまうおそれがあります。この場合も、一度専門店に相談すると安心です。

◇カーテンの二枚使い

日当たりの良い場所ではカーテンを2枚使うと、熱や紫外線を分散させることができます。例えば、窓側には強度のある合成繊維のレースカーテンをかけ、比較的ダメージの少ない室内側は天然素材のカーテンをかけるといった組み合わせがおすすめです。

また、この組み合わせとは逆の「フロントレーススタイル」も、カーテンを長持ちさせる方法として有効でしょう。

フロントレーススタイルとは、厚手のカーテンを窓側にかけ、レースのカーテンを室内側にかけるスタイルです。このスタイルは、厚手のカーテンが劣化しやすいレースカーテンを紫外線から守るため、長持ちさせられます。

◇場所やカーテンを定期的に交換する

一年中同じカーテンをかけっぱなしにするのではなく、複数のカーテンをローテーションしながら使うことも寿命を延ばすコツです。それぞれの劣化スピードを遅らせて長持ちさせられるでしょう。

同じ大きさの窓が2つ以上ある場合は、日当たりが良い部屋と日当たりが悪い部屋のカーテンを定期的に交換して使うこともおすすめです。特定のカーテンのみの劣化を防ぎ、長く使い続けられます。

■まとめ

カーテンの寿命はおおよそ4〜5年ほどといわれていますが、素材や使用環境によって異なります。色あせや生地の劣化など、カーテンの状態を確認したうえで買い替え時期を判断しましょう。

カーテンの劣化スピードを遅らせて寿命を延ばすためには、年1〜2回の洗濯や使い方の工夫が効果的です。ご自宅のカーテンを長く使いたい方や、これからカーテンを購入される方は、ぜひ参考にしてください。

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