[DIY]タイルカーペットの貼り方(施工方法)|タイルカーペットの通販専門店|松装(マツソウ)
はじめようDIY!まずは気軽にタイルカーペット
「とはいえ接着材とか、貼り方なんて分からない...」「そもそもタイルカーペットって会社の床のイメージ」
そんなお客様のギモンにお答えして、DIY初心者の方に向けた「タイルカーペット」の貼り方(施工方法)をご紹介!
作業の前に確認すること
- 枚数は少し余裕をもって1割ほど多めに用意しましょう
- 作業のミスや後々汚れてしまった交換用として、少し余裕をもって確保しておきましょう。後から補充する場合、同じ時期に作られたものでない(ロット違い)ため、色合いなどが微妙に異なることがあります。
- カーペットの上にタイルカーペットを貼るのは避けて!凸凹は補修
- 「敷いてあるカーペットの上に貼りたい」というお問い合わせをいただきますが、タイルカーペットが浮いてしまったり、部分的に凸凹になってしまう事があります。カーペットの上に直接施工するのは避けた方が無難です。平らで固めの下地に貼りましょう。
- ドア下の隙間は十分にありますか?ドアは開閉できますか?
- 意外に多いうっかりミスが「キレイに貼り込んだら、ドアが開かない!!」という悲しいミス。貼り込む前にドア周辺に一度置いてみてドアが開閉できるかチェックしましょう。
![ドアの開閉確認](/carpettile/img/a1/door.jpg)
作業に必要な道具
- タイルカーペット 必要面積より1割多めに準備を!
- タイルカーペット専用接着剤 松装でも取り扱っております➡詳細はこちら
- メジャー・大きめの定規
- カッターナイフ・はさみ 大刃のカッターナイフを使うと作業がずいぶんラクになります
- 鉛筆、手芸用の糸など 中心点・センターラインの目印付に便利!
- 軍手、ほうき、掃除機、雑巾など
タイルカーペットの貼り方
1中心点の割り出し(スミだし)
部屋の縦横を計測し貼り始めの中心位置を割り出します。
入り口に近い所や人目に付き易い所に小さなサイズのタイルを使用しないよう考えてバランスよく配分します。どうしても小さなタイルが入るときは部屋の隅の家具、置き物等の下など目立たない所で使用しましょう。
中心点を割り振りしたら、鉛筆などで基準線を引きます。基準線で床を汚したくない場合、手芸糸などを真っ直ぐに張り基準線を引きましょう。
注意!!
壁面は新築であっても歪んでいることがあるため、壁を基準にして壁際から並べると失敗の元となります!
一例:横6m×縦4mの部屋の中心点
![中心点の割り出し例](/carpettile/img/construction/carpettile_center02.jpg)
ヨコ位置 6÷2=3m タテ位置 4÷2=2m
中心点は上図の位置になります
2接着剤の塗抹
各材質にあった専用接着剤を作業性を考え、部屋の四分の一のみ塗抹します。センターの線を消さないよう注意しましょう。
衣服や壁などについてしまったら、すぐにふき取りましょう。
接着剤の使用方法をよく読み、乾燥時間、塗抹量や塗抹方法を確認してから作業してください。
![接着剤を塗る](/carpettile/img/construction/carpettile_bond.jpg)
3接着剤がある程度乾くまで、並べ方の方向の確認をしておきます
タイルカーペットには柄の方向性があるので作業前に同一方向に揃えておきます。
裏面の矢印マークを確認し、順番に敷いていきます。通常は市松貼りをおすすめいたします。
単色で施工した場合は同士の張り合わせが目立たなくなり、光の加減で複数色に見えます。
正方形タイルの貼り方の種類(裏面の矢印の向き)
![市松貼り](/carpettile/img/construction/hari03.jpg)
【市松貼り】
最もポピュラーな貼り方
目地を目立たせなくする効果があります。
![流し貼り](/carpettile/img/construction/hari01.jpg)
【流し貼り(順目貼り)】
目地が目立つため一部のデザインタイプのもの以外はお薦め出来ません。
![ランダム貼り](/carpettile/img/construction/hari02.jpg)
【ランダム貼り】
貼る方向を決めずにランダムに貼っていく方法
ユニークな印象の床になります。
POINT
敷き込む色をほんのちょっとだけ変えてみましょう。お部屋のアクセントにもなり全体が引き締まって見えておすすめです。
![アクセント](/carpettile/img/construction/accent.jpg)
長方形タイルの貼り方の種類
![](/carpettile/img/construction/long01.jpg)
【均等に貼る】
横方向から見るとラインが目立ち、アーティフィシャルで無機質な印象に仕上がります。
![](/carpettile/img/construction/long02.jpg)
【乱貼り】
間隔を不揃いにすることでフローリングのような床に仕上ります。
4部屋の中央部分から並べる
正方形タイルの場合
基準線に沿って2枚を隙間無く並べ、3枚目からは階段(ピラミッド)状に順番にタイルの目を揃えて並べていきます。
特に市松貼りの場合は、縦と横方向に貼ることに成るので、列によって方向(→↑)を決め順番に貼るようにします。
壁際の列を残し4面を完成させます。
最初から一列を長く並べて貼り出すと、少しの曲がりやズレが最後の方で極端に隙間が開いたり重なったりしてズレ調整が難しくなります。
![正方形タイルを貼る順番](/carpettile/img/construction/narabekata_01.jpg)
長方形タイルの場合
基準線にそって「壁側」から貼り出していきます。長方形の場合、開始位置が一緒になると仕上がった時にラインが目立ちます。
開始位置のタイルの長さをランダムに切ると【乱貼り】となります。ランダムなパターンになり温かみのある雰囲気になります。
人工的な雰囲気に
![長方形タイルを貼る順番1](/carpettile/img/construction/narabekata_02.jpg)
温かみのある【乱貼り】
![長方形タイルを貼る順番2](/carpettile/img/construction/narabekata_03.jpg)
5壁際のカットをしてきっちり敷き込む
綺麗な敷き込みの完成度の高さは壁際のカットで決まり!
カッターナイフで簡単に切ることが出来ます。壁際カットは、下の説明図を参考にしてください。
注意!!
タイルカーペットの裏からカッターナイフで切り込みを入れるので裏返すときに方向を確認しておきましょう。
![壁際のカット方法1](/carpettile/img/construction/cut_01.jpg)
壁の手前まで敷き込み壁際に敷き込むタイルカーペットAを裏返して隣のタイルカーペットに重ねる。
![壁際のカット方法2](/carpettile/img/construction/cut_02.jpg)
ガイド用に同じサイズのタイルカーペットBを用意し
端を壁面にぴったりと合わせてAの上に重ねる
![壁際のカット方法3](/carpettile/img/construction/cut_03.jpg)
AとBの境目に定規を重ねる
![壁際のカット方法4](/carpettile/img/construction/cut_04.jpg)
定規に合わせてAにカッターナイフでこのまま
裏面から切り込みを入れる
![壁際のカット方法5](/carpettile/img/construction/cut_05.jpg)
カッターで切り込みを入れたところをカットする
カッターで切り込みを入れたあとはハサミを使うとカットしやすい
![壁際のカット方法6](/carpettile/img/construction/cut_06.jpg)
カットした縁を壁側にして敷き込み完了
POINTカットするタイルをドライヤーで温めると切り込みを入れやすく、カットしやすくなります
6壁の出っ張りにカット(入隅・出隅の処理)
コツをつかめば、部屋の角(入隅・出隅)もキレイに仕上ります。
壁の出っ張りに合わせてきれいにカットするには?
以下の方法できれいなカタチにカットできます!
![出っ張りのカット](/carpettile/img/construction/cut_07.jpg)
注意!!
角のカットは裏返さずにそのままタイルカーペットの表側からカットしましょう
![出っ張りのカット方法1](/carpettile/img/construction/cut_08.jpg)
壁の手前まで敷き込み、出っ張り部分に敷き込むAを隣のタイルカーペットに重ねる。
![出っ張りのカット方法2](/carpettile/img/construction/cut_09.jpg)
ガイド用に同じサイズのタイルカーペットBを用意しAの上に重ねる
この時、Bの下の辺を壁の凸部分の境目に合わせる
![出っ張りのカット方法3](/carpettile/img/construction/cut_10.jpg)
AとBの境目に定規をあてAをL字型にカットする
![出っ張りのカット方法4](/carpettile/img/construction/cut_11.jpg)
AをL字型にカットした後、Aは動かさず、Bの角を凹部分にぴったりと合わせる
![出っ張りのカット方法5](/carpettile/img/construction/cut_12.jpg)
AとBの境目に定規をあてAをカットする
![出っ張りのカット方法6](/carpettile/img/construction/cut_13.jpg)
カットできたAを敷き込んで完了
71~6の手順を繰り返します
残りの作業を行い、完成です。はみ出した接着剤は雑巾などでキレイに拭き取っておきます。
※接着剤や貼り方で不明な点があれば、お気軽にお問い合わせ下さい
ちょっとしたポイント
ソフト巾木も使ってみよう!
![巾木](/carpettile/img/construction/habaki.jpg)
床DIYではソフト巾木が多く使用されています。
巾木とは壁と床の境目に取り付ける部材のことで、壁と床の隙間をカバーしたり汚れや傷から壁を守る役割があります。
タイル貼りと同時に巾木も貼り替えれば、壁面との少々の隙間や厚み分をうまくカバーでき、より一層きれいなお部屋になります。
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