新しいカーペットでは、パイルに含まれる余分な毛が、遊び毛として出てくることがあります。毛抜けではありませんので、掃除機で吸い取ってください。(素材により遊び毛が出やすいものがありますが、品質上の欠陥ではありません)
新しいカーペットには、特有の匂いがあります。そんな時は半日程度日陰干しするか、室内の風通しを良くして換気を心がけてください。ほとんどの場合、時間の経過とともに解消します。
直射日光のあたる場所でのご使用は、パイルが変色したり、ラテックスが劣化して、パイルが抜けたりすることがあります。カーテン、ブラインドなどで日避けしてください。
洗濯(水洗いやドライクリーニング)はお避けください。取り扱い方法に指定のある商品は、その通りに取り扱ってください。
カーペットの端のめくれや波打ちを放置しておくと、転倒事故を招く恐れがあります。特に階段部分でのたるみ等は大きな事故につながるのでご注意ください。
カーペットには巻縮みや巻き癖により、1%前後の寸法誤差が生じている場合がありますが、ほとんどの場合、時間の経過とともに解消します。
置き敷きでご使用になる場合は、カーペット自体が滑ることがありますので、すべり止めシートなどを敷いてください。
カーペット特有の注意点
週に2回は掃除機をかけるよう心がけましょう。パイルの中に入り込んだホコリや小さなゴミ、ダニまで取り除くには、掃除機がけが最適な方法です。
カーペットの薄汚れが気になる場合は、拭き掃除がおすすめです。家庭用中性洗剤を溶かし、タオルを固めに絞り、汚れを拭き取りましょう。
天気の良い乾燥した日を選び、半日程度陰干しをして、裏側から棒などで軽くたたき、ホコリを叩き出してください。(置敷きのカーペットやラグの場合)
絡みついた毛髪や糸くずは、取れにくいものです。粘着式クリーナーを使うときれいに取れるので、うまく活用しましょう。
掃除機は、カーペットの毛並みと逆方向にかけるのがコツ。パイルを起こし、毛の根本の空気の通りを良くして、ゴミを吸い取ります。上から押さえつけるとかえってゴミが取りにくくなるので注意。
1m2につき20秒の掃除機がけ、これでダニやその死骸などをかなり吸い取ることができます。特に人がよく歩いたり、座ったりするリビング、キッチンなどにダニが集まりやすくなります。
住居用や洗濯用の中性洗剤を使って、洗剤が残らないようにしっかりと拭き取ることが大事です。界面活性剤を含まないものや、水性、植物性のものなら洗剤残りを抑えられるのでおすすめです。
へこんだ家具跡には、お湯を染み込ませたタオルで水分を与え、温風ドライヤーを当てながらブラッシングしてください。スチームアイロンも効果的です。(温度に注意してください)
パイルがほつれているのを見つけたら、決して引っ張らないで、ほつれたパイルを周りと同じ高さにハサミで切り揃えてください。
どんなに気を付けていても、ふとした拍子にシミや汚れはできてしまうもの。少しでも汚れを最小限度にとどめるよう、すばやく処理しましょう。
水をよく絞ったタオルで拭きます。生クリームやミルク入りのものは薄い中性洗剤液で。古いシミはレモン片か酢で拭くと効果的です。
汚れてすぐの時は、水かぬるま湯を含ませた布で拭けば問題ありませんが、シミが残る時は、アンモニアか中性洗剤で落とします。
水かぬるま湯を布や綿棒に含ませ、シミを吸い取るように叩きます。取れない場合は、アンモニアか中性洗剤で落としましょう。
白身は中性洗剤で叩き出します。黄身はベンジン等で脂肪分を取ってから、白身と同じように、中性洗剤で叩き出します。熱湯は蛋白質を取れにくくするので要注意です。
氷片をあてて固めて取ります。布製の粘着テープにくっつけて剥がし取り、残りを爪楊枝などで取る方法もあります。あとはアルコールかベンジンで叩き取ります。
ティッシュペーパーなどで拭いてから、先にベンジンで叩いて脂肪分を取り、その後に洗剤溶液で叩き出します。
粉末洗剤を山のように盛り上げ、ベトベトしたものを吸い取らせます。乾いてからブラシではらうか、掃除機の隙間ノズルで吸引します。
ティッシュペーパー等でできるだけ吸い取り、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭きます。
水か湯で絞った布または綿棒で叩きましょう。落ちなければ洗剤溶液(毛糸洗い用)で叩き出します。
アルコールでこすり取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭きます。
除光液を染み込ませた布で注意深くたたき吸い取らせ、その後、ベンジンや塗料のうすめ液でも同様にたたき取ります。
ひどい汚れはアルコールを歯ブラシにつけて、叩くようにして取り、その後ぬるま湯で拭きましょう。
粉末洗剤をかけて吸収させます。その後ブラシではらい、自然に蒸発させて乾かしましょう。窓を開けると乾きやすく臭いも飛びます。